こんにちは!当ページでは漫画「ハッピーエンカウント」の感想レビューやストーリー考察を行っています。ハッピーエンカウントといった漫画は同人です。作者は犬太郎先生です。この漫画の属性はボーイズラブになっていますが、人間と異種族の交流がメインで描かれます。
主人公はカズヤといった青年です。この漫画の舞台は人間と異種族が普通に生活をしている世界。カズヤは飲み屋にてロウといった親友と飲んでいましたが…途中で大型の異種族がカズヤの隣に座ってきます。
この大型異種族の名前はケージ。紳士が被るハットを持っており、笑顔は凄く優しそうに見えます。カズヤが隣にケージが座ると気持ちがソワソワしてしまいます。その理由として、カズヤは好みのタイプが大型種だったからです。色々な種族がいる世界で大型種を見ると惹かれてしまっていたカズヤ。
当然、隣に座ってきたケージに興味を示していきます。ロウも席を外してケージと二人になったカズヤ。世間話をして盛り上がる中、ケージは街の事が知りたいと切り出します。一度店を出て、もっと健全な飲み屋にケージを連れて親交を深めようとするカズヤでしたが…飲み屋へ向かう途中にケージがある事を切り出します。
それが他種族の身体の作りをよく知りたいといった欲求でした。異種族との交流に興味を示していたカズヤは身体を見せて欲しいとケージに頼まれ…満更でもない気持ちとなり、二人はホテルへ移動をしていきます。
ホテルに入ってからは少し強引なケージに圧倒され、交流を深めていく形になります。この手の漫画ってあまりないので凄く新鮮な気持ちで読めた作品でした。人間と異種族の格闘やバトル漫画は多々ありますが、ハッピーエンカウントのような色恋沙汰へ発展するのは珍しいですよね!ちなみにケージは異種族ながらオスなのか、メスなのか不明です。カズヤが紳士と言っているのでオスなんでしょうね!
二人の交流シーンに関して、カズヤは攻められる側でケージがカズヤをたっぷりと愛でていきます。時折見せる意味深なケージの表情が少し怖いんですよね!あとケージは異種族なので人間のような身体の作りはしていません。触手と呼ばれるものを体内から出してカズヤと交流をしていきます。
最後は一通りの交流が終わった後、ケージはカズヤに友達になって欲しい的なお願いをします。カズヤもケージの事は嫌いになれなかったので承諾。二人は晴れて友人関係へ発展します。この時のケージの嬉しそうな表情が印象に残って忘れる事が出来ません。
突然の出会いは運命の出会いと言われる事があります。果たしてカズヤのケージの出会いは運命だったのか…この漫画は続編がないので二人の今後についてはわかりませんが、読者の妄想で二人の今後はいくらでも広がりを見せる事ができますよね!
私の個人的なその後のストーリー考察ではカズヤとケージは定期的に友人として再会して遊んで、夜には交流をしていくと考察しました。もしかしたら友人から恋人関係に変わる可能性だってありますよね。余白を残し、終わった漫画は自分の妄想や考察によって様々な展開でストーリーを組み立てられるのが一番の魅力!
ハッピーエンカウントにも余白を残した結末なので如何様にも個人の裁量でストーリーを妄想できるのが素晴らしいです!あとケージは怖い異種族なのか…それとも優しい異種族なのか…こちらも考察に値する物事です。自分の考えとしてケージは優しい異種族だと思いました。その要素は最後にカズヤと友人になった時の笑顔です。
交流中に見せる少し不気味な笑顔は気になりますが、根はいい奴といった解釈がケージの印象となりました。この漫画を読んだ読者のレビューの中には「怖いけどゾクゾクする」といった感想がありました。まさに自分もこの通りの印象を受けました。ケージが不気味な部分は怖いんだけど…カズヤに対して害を与えている訳ではありません。
そしてボーイズラブが好きな人にとっては二人の交流するシーンでゾクゾクする感覚を覚えると思います。特殊な漫画で、万人に受けるか不明ですが人間と異種族の不思議な交流を描いた漫画なので是非、まだ読んでおらず、このレビューで気になった人はチェックして欲しい漫画です。ちなみに普通の書店や電子書籍ストアで販売されておらず、この漫画はDLsiteのみで独占配信されていました!