漫画『旅先で仲良くなった子が男と思ってたら女の子だった件』の魅力と面白さを考察!

旅先で仲良くなった子が男と思ってたら女の子だった件

同人漫画「旅先で仲良くなった子が男と思ってたら女の子だった件」の魅力や面白さを考察していきます。この漫画は同人サークル・にゅう工房がリリースしている作品です。タイトル通りなのですが、主人公がチルタイムをするリゾートホテルで男の子のような女の子と出会います。

 

二人ともカードゲームが共通の趣味だったので意気投合して遊んでいきます。白熱のカードバトルを終えると疲れてひと休憩したかった夏美はお風呂に入ろうとしますが、その時の着替えで主人公は男の子だと思っていた夏美が実は女の子だった事を知ります。

 

まず、この漫画の魅力としてオレっ娘的な要素があります。
見た目は美形の男子のような夏美。しかし、中身は女性。このギャップに興奮してしまう読者は多いでしょう!さらに夏美の外見が褐色なのも魅力の一つです。やわな女の子に見えないポイントが男の子に見えてしまうマジックを醸し出しています。

 

そして「旅先で仲良くなった子が男と思ってたら女の子だった件」の面白さは主人公の心の中の声です。

 

夏美が女の子とわかってからの心の声は彼の中で天使と悪魔が戦うような葛藤が生まれていきます。主人公も男の子なので欲望に抗えず…夏美を女として見ていきます。夏美も自分の身体で興奮する主人公を見て満更でもない表情や態度を見せます。このような二人の心の声が本作の大きな魅力であり、クスッと笑えてしまう漫画ならではの面白さが詰め込まれています。

 

他にも夏美と主人公は共通の趣味がカードゲームです。作品の中でもっとも印象的な文言が「デュエリスト同士は引かれ合う」といった言葉。デュエリストはカードゲームでバトルを繰り広げる人のことを指しますが、オタク気質な二人の掛け合いがゲラゲラと笑わせてくれるシーンでした。

 

夏美の凄い所として主人公はカードバトルにおいて、全国大会常連の腕前を持つ実力を持っています。夏美はその主人公とほぼ互角で渡り合う実力の持ち主。つまり夏美の実力は全国レベルに匹敵する事が明かされます。しかも文面には主人公が終始押されていた危ない場面もあった事が記されているので、夏美がカードバトルで成長していけば主人公を凌ぐ実力やポテンシャルを持っている事です。

 

物語の最後は夏美と主人公の自宅が実は近い事が明かされます。二人の関係がリゾートホテルだけで終わらず、数年後まで続く事がモノローグでも記されていきます。一回だけではない長く続く二人の関係性も作品の終わり方として大きな魅力に繋がっています。歳の差があって初体験が近所の青年だった夏美。さらにちょっとした純愛物語も描かれる「旅先で仲良くなった子が男と思ってたら女の子だった件」の魅力は伝わったでしょうか?

 

ちなみにお風呂場でのシーンは夏美の方が積極的に行動に出ていきます。二人で触り合いをすると先に「参った」といった方が負けのゲームが開始されます。初めての経験をする夏美は身体がゾクゾクしてしまった口から参ったが出そうになりますが、必殺技と称して主人公の腰の上に跨る行動に出ます。

 

この時の主人公の心の声もギャグ要素やコメディ要素も詰め込まれていて、笑えるけど興奮できる場面でした。

 

本作は原作と作画が違う著者である事もポイントです。原作はにゅう工房先生ですが、作画を担当しているのはpastime774先生です。二人で分担して作品を作っていることでクオリティも上がっています。にゅう工房先生は漫画だけでなくゲーム制作も行っている事があとがきに記されていました。ゲームのDLC販売計画もしているようなので今後のDLCコンテンツに期待したいですよね!

 

この漫画でにゅう工房の魅力にハマってしまった人はDLsiteで他作品も販売されているので目を通してみて下さい。にゅう工房名義で沢山の漫画、CG・イラスト作品。そしてゲームが販売されています。無料サンプルも用意されて一部を読めたり、ゲームできたりするので助かります。

 

面白いのがにゅう工房の販売する作品で人気タイトルには必ず末尾に「EX」と記されている事が多いです。EXがつく作品は販売数も多く人気。なんでなのでしょうかね(笑)オレっ娘的な要素がある漫画が好きな人にはイチオシできる作品なので是非、リアルタイムで読んでみて欲しいです!